スペース☆ダンディから学ぶモテる大人の男の魅力[感想]

スペース☆ダンディから学ぶモテる大人の男の魅力

By: BagoGames

少々遅れましたが、「スペース☆ダンディ」を見終えました。

いや、素晴らしい作品でした。「Maybe continue」の文字が最後に出たので、もしかしたら続編に期待してもいいのかも…

このスペースダンディ、私は大好きですが、合わない人にはトコトン合わないとおもいます。

そもそも製作者側が視聴者に合わせようとしてませんからね（笑）

ほぼ毎回ぶっ飛んだ内容で、爆発エンディングなんて当たり前。

時々真面目な話が差し込まれ、不意打ちに涙してしまいます。

「スペース☆ダンディ」というタイトルで主人公の名前は「ダンディ」。

アニメの始まりには80年代のB級SF映画のようなBGMとともに「スペースダンディは宇宙のダンディである」という決まり文句のナレーションもあります。

どんだけダンディな主人公なのかと見てみると「全然ダンディじゃねぇじゃんよ！！」と驚かされます。

すっごいテキトーでおバカな人間なんです。

ワイルドっちゃワイルドなんですけど、まったくダンディーではないです。

しかし、時折魅せるダンディズムに皆ココロを惹かれていってしまうのです。

相棒の掃除機ロボットの「QT」、ペット（）のペテルギウス星人の「ミャウ」。

それにヒロイン？の「ハニー」、「スカーレット」。

その他のキャラクター達もバカなダンディに呆れながらも惹かれていきます

そして、もちろん視聴者である私達も。

そんな魅力満載のダンディから大人の魅力を学びましょう。

煩悩

By: Domenico

ダンディがくちにするのはだいたい「ブービーズ」、「ケツ」くらいなものです。

「ブービーズ」というのは酒を飲みながらセクシーなウェイトレスのケツを拝める素敵なお店です。

ダンディにとってはブービーズに行けるかどうかというのはこの上なく重要な事で、ストーリーの主軸になることも多々あったように思います。

まさに煩悩の塊。

彼いわく、「尻 is All」

世界の、宇宙の存続よりも自分の煩悩を優先するダンディ、かっこいいです。

陽気バカポジティブ

By: Domenico

細かいことは気にしないし、細かくないことでも「まぁいっか」で気にもとめないロクでなし。

ダンディの「まぁいっか」のせいでいくつかの星、宇宙は消滅しているはずです。

底なしのバカで陽気ポジティブというひどい属性持ちだが、それがこうじて難を逃れることも少なくない。

どこまでもバカで無茶なダンディに、逆に「もしかしてこいつめっちゃスゲェ奴なんじゃないか？」と心惹かれてしまうイケメン男キャラもいたほどです。

バカも通り越せば天才なのかもしれません。

仲間想い

By: Domenico

ダンディは平然と仲間を犠牲にするようなクズですが、時には仲間のために必死になってくれる仲間思いでもあるのです！

…！？

わけがわからんが、助けるときには助けてくれるんです。

厳しさと優しさのギャップが良いんです。

これが時折魅せるダンディズムなんです。

やるときはやる男ってカッコいい、じゃんよ。

犬だって、幼女だって、ゾンビだって、神様だって、そんなダンディを好きになってしまうんです。

まとめ

スペース☆ダンディは声優、スタッフ、ゲスト、音楽、どれも豪華で贅沢な作品です。

バカな作品を本気で作ってるんですね。

著名な声優・俳優の山寺宏一さんもゲスト出演しているのですが、こう述べています。

「何とかチョイ役でも良いから出して貰えないかとラブコールを送っていましたが、なかなか話が来ず「どうせ俺なんか」と腐りかけた矢先、とても素敵な訳の分からない役を頂き、苦労しながらも楽しく演じることが出来たので本当に嬉しい限りです！」

…

「素敵で訳の分からない」

これにスペースダンディは集約されているといっても過言じゃないと思います。

ゲル博士を演じた石塚運昇さんも、

「大人の遊び心をよりスケールアップしたもので、はっきり言って『ふざけて』います」

とおっしゃっています。

最高の実力派スタッフが大人の遊び心を全部詰め込んでしまった訳が分からない素敵なおもちゃ箱です。

一度開けたら、戻ってこれないかも…